スタジオ撮影フロー まるわかりガイド|スタジオ探しから支払いまでの流れを知ろう

スタジオ撮影フロー まるわかりガイド|スタジオ探しから支払いまでの流れを知ろう

レンタルスタジオを使う時の基本的な流れをおさらいしながら、ポイントを解説しよう。

1.予約

1.スタジオを探す

まず撮影内容やカット数、フォトグラファー、当日スタジオに入る人数など諸情報を整理し、適切なスタジオサイズ、撮影所要時間を把握、予算に合わせてスタジオを探す。

  • スタジオ料金リストには1時間単位の使用料が表記されているが、基本的に3〜6時間の最低使用時間が定められている。
  • 撮影スタッフ以外にもクライアント側・タレント事務所側から参加する人数も把握しておく。大人数が撮影に立ち合う場合、それを考慮して大きめのスタジオを選ぶ。
  • 広告撮影の場合、機密保持を徹底するため鍵付きロッカーや代理店スタッフ・ クライアントのためのウェイティグスペースのあるスタジオが重宝される傾向にある。
  • 映像撮影では建て込みのスタジオ有無や合成など、撮影内容によって必要な広さや機材数が異なる。
    撮影規模や内容に合わせて早めの予約が安心だ。

 

2.仮予約

本予約の前に仮予約(スタジオキープ)ができる。目安としては撮影日2週間前には仮予約。
「使用希望日時」「撮影内容」「担当者連絡先」などを伝える。

  • 仮予約段階ではキャンセル料は発生しない。
  • 仮予約期間は撮影1週間前まで。それまでに確定(本予約)の連絡をする。キャンセルの場合も必ず連絡を。1週間きってもまだ仮予約のままだと、後から入った本予約が優先される場合があるので注意。
  • 火・水・砂を使う特殊撮影は準備が必要なため、仮予約段階で必ず相談を。特殊撮影では別途片付け作業料がかかるので要確認。

 

3.本予約

撮影日1週間前には正式に本予約を。本予約以降の解約はキャンセル料が発生する。
白ホリスタジオの場合、使用機材も連絡する。

  • キャンセル料はスタジオによって異なるが、基本的に直前になればなるほど高くなる。決定後は何日前でも100%かかる場合もある。
  • 撮影日から1週間以内の予約は、自動的に本予約となる。
  • フォトグラファー以外が予約する場合は、撮影内容や照明機材についてはフォトグラファーや照明技師に改めて連絡をしてもらうと良い。
  • スタジオにない撮影機材を使用する際は、個人でレンタルするより、スタジオを通じて申し込んだほうが、機材受け取り、返却の手間が省けて効率的。
  • 照明機材などを持ち込むと「持ち込み料」が発生する。スタジオによっては持ち込みを認めてない所もある。
  • 広告撮影の場合、機密保持のため撮影内容を詳しく説明できないケースもあるが、伝えられることはできるだけ伝えるように。

 

4,使用確認書送付

スタジオによっては本予約後、FAXかメールで予約内容を最終確認する「スタジオ使用確認書」を送付してくる。使用日時、スタジオ名、担当者名、請求先、フォトグラファー名、使用機材、撮影内容などを記入して担当者サイン後、返送。

  • スタジオのよっては確認書送付がない所もある。その場合、香盤表を送る。
  • 映像撮影スタジオでは使用確認書がない場合もある。

 

2.撮影当日

5.資料 / 撮影物の搬入

当日搬入の場合、撮影日前までに搬入経路やスペースを確認。スタジオのスペースが空いていれば、撮影日前でも撮影用資材や商品の搬入も受け付けてくれるが、保管料が発生することがある。

  • 事前搬入の場合、荷物の内容、量を伝えておく。宅急便での送付や業者の搬入は、スタジオ営業時間内に。土日クローズの場合もあるので注意。搬入業者とスタジオへは「到着日」「何の撮影のため」「担当者名」などを伝える。
  • 食品の事前搬入で冷蔵庫を希望する場合、電力料も請求されることもある。
  • 撮影スタッフやクライアントは入り時間がそれぞれ異なるため、受付での混乱するケースもある。撮影スタッフやスタジオ入りする関係者には事前に「スタジオ名」「時間」「予約者名」を伝える。また、白ホリスタジオでは複数のスタジオ面があるので、上記に加えて「何番スタジオ」での撮影かを明確に伝達。

6.スタッフIN

スタジオに入る人数、時間帯を事前にスタジオスタッフに伝えておく。

  • 事前準備で早めにスタジオ入りするスタッフがいる場合は前日までに連絡。
  • 駐車スペースには限りがあるので、クルマ利用者が多い場合は事前に調整。

7.撮影

スタジオスタッフとの打ち合わせで情報を共有してから撮影スタート。時間単位でのレンタル
のためスムーズな撮影が求められる。

  • 事前にライティングや撮影イメージを伝えておけば、スムーズに撮影がスタートできる。
  • スタッフはそのスタジオを熟知し、様々な撮影をサポートしてきたスタジオのプロ。追加機材・アクセサリが必要な場合はスタジオスタッフに聞く。スタッフのアイデアを取り入れるなど、コミュニケーションを図るとより円滑な撮影に。

8.撤収

撮影終了後、持ち込み機材、商品、撮影物品を撤収し、スタジオ機材を元の位置に戻してスタッフが全員退出したら「使用終了」となる。

  • 撮影が終了したとしても、完全退出・撤収するまでの時間が使用料に含まれる。撮影後の打ち合わせやモデルのメイク落とし、片付け作業、データバックアップの時間も念頭におく。
  • 予約時間より早く撮影が終わったとしても、予約した分の料金は発生する。

 

3.精算

9.支払い

スタジオ代、機材、消耗品使用料などを含めた明細書が発行される。担当者が確認後、その
場でサインをし終了。その後請求書が届く。初めて使用するスタジオの場合、当日現金払い
orクレジット払いを求められることが多い。

  • 請求先(担当者)がフォトグラファーなのか、編集者もしくはプロデューサーなのかを明確にしておくこと。
  • スタジオによっては、スタジオスタッフの人件費が加えられることも。
  • 請求先を分割し複数枚の請求書を発行すると、別途手数料が発生するケースもあるので注意。
  • スタジオを通じて機材レンタルをした時は、スタジオ発行の請求書に合算される。

 

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